うどんの国の元黄色電車 700形編
車両の紹介は最後となります。
今回は製造時から先頭車である700形を紹介します。
在籍する車両は721編成と723編成の2本のみ。
しかしどちらも名古屋市交通局時代は別形式というややこしさ。
ご覧の通り並ぶと方向幕や車高などの差異が目立ちます。
編成表
721編成
志度線車両なので+20付番のトップナンバーで721編成となっています。
元は名城線用1200形の先頭車両、1209号車と1210号車で平成12年11月21日に竣工。
志度線へと配属されています。
名城線の黄電は初めから方向幕を装備しており、この車両をもれなく貫通扉上に名古屋時代からの方向幕を装備しています。
HMステーは両側に装備。
723編成
721編成に比べるとレトロ電車館*1に保存されている100形に近い印象を受ける、元東山線用300形を改造した車両。
東山線時代は行先板を使用していたため、ことでん移籍に際し、車掌側窓に京王3000形の方向幕を設置。
平成10年11月21日 701編成として竣工。
ことでん移籍時は長尾線へ導入されましたが、平成19年に志度線へ転属。
付番法則に則り、723編成へ改番されました。
この車両を見たときは本当にレトロ電車館の電車が走っとる…と感動したものです。
シンプルに纏められた運転台は今も健在。
今年、2019年で登場から50年が経ちます。
以上4回に渡り、名古屋市交通局からことでんへと移籍した28両を紹介してまいりました。
今回まではことでんの形式から見てきましたが、次回は名古屋時代の形式から、高松を走る元黄電の写真を交えつつ見ていきたいと思います。